初級者向け英作文トレーニング、英単語力アップ、記憶力アップの方法 etc

英語リスニング 準備編 ②

リスニング習得方法

 

 「 How to master English listing 」 No.2

 

 

英会話の下準備として英作文能力の基礎を作っておくとか外国の文化に精通しておくといったことは必須ではありますが、まずは純粋に「英語を聞きとる」のに必要なことに焦点を当てましょう。

 

リスニングのトレーニングを始める前にまず知っておきましょう。

 

英語の発音と日本語の発音の違いを知る

 

英語の発音は日本語と大きく異なります。

 

日本語は母音と子音の「組合わせ」で音を作りますよね。英語も母音と子音の組み合わせではありますが、必ずしも母音が単語の頭に来るとは限りません。

 

単語の発音が子音から始まることもあるし、子音が2回3回と続く2重子音・3重子音というタイプも結構多い。さらに子音は消音することがしばしば。

 

英語の子音はときに消音します。

 

発音記号ではちゃんと音があるのに発音しないんですよ。

 

音が変化する(プロソディ:語群をリズミカルに発音するために音が変わる)こともあります。英語独特の抑揚の付け方、リズムも覚える必要があります。

 

英語を聞き取るためには、まず日本語の発音と英語の発音の違いを知るべきです。

 

「water」は「ウォター」です。しかしネイティブの発音を聞くと「ワァラ」です。

 

「get up」は「ゲットアップ」です。しかしネイティブの発音を聞くと「ゲラッ」です。

 

「check out」は「チェカゥ」、「check it out」は「チェケラゥ」です。

 

なぜそんな発音になるのか理屈から理解してください。感覚的に理解するのではなく論理的に理解することがリスニング力を成長させます。

 

 

リスニングとスピーキングは発音(聞き取り)練習から

 

まずは正しい英語で発音できるようになりましょう。それがスピーキングの練習にもなります。リスニングの練習とスピーキングの練習は表裏一体、並行して覚えるのが効率的。

 

どちらか片方だけ出来てもあんまり意味ないですしね。

 

リスニングとスピーキング練習のスタート地点は正しい発音の習得から。正しい発音の習得こそリスニングの近道。脱・カタカナ英語です。

 

すでに覚えている英単語でも正しい発音を理解した上で聞いてみると、間違った発音で覚えているものが意外とたくさん見つかると思います。

 

すでに覚えている英単語でも、発音を再確認しておくことをお勧めします。

 

新しく覚える英単語も正しい発音で覚えてくださいね。単語の意味は知っているけど発音が分らないでは調べるのも二度手間ですから。

 

しかし、発音記号だけから音を再現するのも意外と難しい。単語の音を聞けるデジタル辞書が欲しいところですが、手に入らなければ「 weblio辞典 」でも確認できます。

 

新しく覚えた単語は生の音で必ず発音を確認。そして発音練習。

 

そんな地道な作業の積み重ねがリスニングのレベルアップには必須。

 

「ある日突然聞こえるようになる」なんて有り得ません。

 

 

発音(聞き取り)練習におすすめの教材

 

「英語耳 発音ができるとリスニングができる 著者:松澤喜好」

 

これ一冊で英語発音の練習からの理論まで全てカバーできます。リスニング練習用のCD付きです。2004年発行なので十年以上前の本ですがアマゾンで確認したらまだ販売していました。

 

同著者による「英語耳シリーズ」は他にも数冊ありますが必要性は低いです。「英語耳 発音ができるとリスニングができる」だけあれば十分。

 

私はこの英語耳を1年間練習し続けました。

 

CDでリスニングを毎日10分。発音練習を毎日10分。仕事に疲れてヘロヘロの夜も、酔っぱらって頭が回らない夜も、雨の日も風の日も、ホントに毎日続けました。

 

おかげ様で発音は完璧。リスニングはまだまだですけどね。多分、半年くらい毎日練習し続ければ発音と聞き取りはマスターできるでしょう。1年はさすがに長過ぎました。

 

ただ、「英語の発音が聞き取れる=リスニングができる」ではないのでご注意を。

 

教材無しで正しい発音を覚えるのはさすがにムリです。私のオススメでなくても構いませんが、何かしらの教材を購入して練習するべきです。

 

いい教材に出会えたら私にも教えてくださいネ!

 

正しい発音・英語らしい発音ができるようになると自信がつきます。英単語の記憶力がアップします。何より英語の勉強が楽しくなります。

 

「楽しい」という感覚は勉強を継続するためには不可欠な要素です。

 

詳しくは、「 おすすめ英語教材 」にて。

 

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