記憶力アップの方法 ①
「 What need to memorize 」 No.8
記憶力アップには精神論
「人間やれば何でも出来る」的な精神論は大嫌いなんですが、記憶力アップという点におのみ精神論は非常に役立ちます。
記憶力アップに必要な精神論とは、
- 苦手意識を消す、得意意識を持つ
- 目標を明確にする
- モチベーションを維持する、アップする
以上の3つです。要は「気分の問題」ですから、やり方も効果的な方法も千差万別でしょう。取りあえず、私の方法論をご紹介していきますから参考にしてみてください。
苦手意識を克服するには?
精密機器メーカーに勤めていたことがあるのですが、製造業ですから当然「ものづくり」がメインです。マシニングセンタ(金属を加工する機械)を使って部品の加工したこともあります。
私はこのマシンの操作が苦手でした。油まみれになるし、金属を削る音は心臓に悪いし、失敗すれば怒鳴られるし。会社を辞めたくなるほど悩みましたよ。
でも、転職の当てがある訳でもなし簡単には辞められない。
仕方なく続けました。そして考え続けました。どうすればイヤな仕事から逃げられるかを。そして気が付きました。逃げる方法などないと…
仕事はに「好き・嫌い」や「得意・不得意」なんて関係ない。やるしかないんですよ。だったら考えるべきは「どうやって逃げるか」ではなく「どうすれば上手くできるか」でしょ?
もちろん、上手くやる方法なんてすぐに見つかるはずもない。
そんなある日、とある新聞記事が目に留まりました。日韓の国交問題に関する社説なのですが「民族間の対立を乗り越えるには相手のことをよく知るしかない」といった内容です。
この記事から発想のヒントを得ました。
まずは相手のことをよく知らなければならないと。私は作っている部品が何に使われているかに始まり、機械加工の方法論・機械の仕組みまで徹底的に調べました。
楽な事ではありません。時には専門外の専門書も読まねばなりません。興味がないことでもゼロから学んでいかなければなりません。仕事のためには。
苦手意識がどうのこうのと言っている余裕なんてない。結果、他の誰よりも上手くマシンを使えるようになりました。この時点では苦手意識は完全に克服していましたね。
要はそういうこいと。
苦手意識を消すには問題の対象を徹底的に調べ上げること。
これしかない。
でも、ここまでするのは「仕事だから」です。何でもかんでも苦手をなくすとうのは現実できではありません。想像を絶する努力と労力を必要としますから。
仕事、あるいはどうしても習得した技能・技術でなければ辛い努力を続けることはできないでしょう。嫌いな勉強・興味のない勉強を続けるのは苦痛でしかありませんよ。効率も悪いし。
ですから、苦手意識を克服する対象は厳選してください。
得意意識を持つには?
苦手意識を消すことで記憶力がアップするなら、得意意識を持てばさらに記憶力がアップすると誰もが考えるでしょう。実際その通りです。
苦手意識を乗り越えるのも、得意意識を植え付けるのも結局は同じこと。ターゲットのことをよく知ることです。まあ、ターゲットのことを知るために暗記力をアップするんですけどね。
ありきたりですが自己暗示という方法があります。
自己暗示とは、「私は英語が得意、私は英語が得意、私は英語が得意」と何度も自分自身に言い聞かせる方法。ネガティブな想像をしてはいけません。
「ダメだ…」と感じてしまったら、「得意!得意!得意!」と言葉にして打ち消しましょう。
時に本心とは正反対の言葉であっても、実際に声に出すことで気持ちは入れ替わります。それが自己暗示です。
自己暗示は不安定な方法。確実な方法とは言えません。
ただ、勉強を続けて知識が増えれば苦手意識は確実に減少していきます。どこかの時点で苦手意識が完全に消えて得意意識が芽生えるはずです。
まあ、結局は精神論の根性論なんですけど。
得意・苦手という発想自体が精神論なんですよね。一時的な感情なんてものともせず「やるべきことはやる」という「鉄の意志」さえあればそんなものは関係ないんですよ。
鉄の意志を生むには強固な目的が必要です。
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