暗記の秘訣 ③
「 What need to memorize 」 No.7
「記憶できる読書術」のご紹介
さて、先の記事で「絶対記憶メソッド」をご紹介しました。次はその記憶術を活用する方法について考えてみましょう。試験勉強以外のところで。
「記憶できる読書術 著者:矢沢大輔 氏」です。
絶対記憶メソッドでご紹介した記憶術(アクティブ・ブレイン式)は学校の試験では絶大な効果を発揮するでしょう。記憶術にどれだけの効果があるかを試す試金石にもなります。
しかし、大人には試験を受ける機会なんてほとんど無いですから、記憶術を活かす場がありません。アウトプットしたければ、私みたいにウェブサイトを作るのもひとつの方法でしょう。
昨今は無料ブログを解説できるサイトは数が多過ぎて選べないほどあるし、サーバをレンタルして独自のサイトを作ることも難しくはありません。サイトを開くこと自体はすごく簡単。
ただ人を集めるのはすごく難しい。人を集めるのに必要にはテクニックが必要だけど、それ以上に必要なのが魅力的なコンテンツ。つまりは面白い記事、役に立つ記事です。
面白い記事を書くにはセンスが必要。これは一朝一夕には育たない。役に立つ記事を書くには知識が必要。知識は簡単に集めることができます。
知識を短時間で集めるなら読書がいちばん。
ネットで情報を集めることも可能ですけど、データの信頼性やテーマの一貫性という点では書籍のほうが断然優れています。私のウェブサイトは別格ですけどネ!
しかし、近年はゴミみたいな内容の本を平気で出版する出版社も増えていますから注意が必要です。ステマが氾濫しているアマゾンの書評は当てにならないし…
それはさておき、効率的な読書の方法を紹介しているのが「記憶できる読書術」という本。
記憶術とセットで本から得た知識をいかにアウトプットするか、その具体的な方法論を解説しています。記憶術に関しては「絶対記憶メソッド」と被るので省きます。
私のウェブサイトを読んで下さる方々であれば、読書家の方々も多いかと思います。皆さんは読書で得た知識をどうやって活用していますか?
正直、私は得た知識の9割以上は記憶の片隅に置いているか、「ムダな情報」といして順次脳から削除されていると思われます。
読書で得た知識を活かすのは意外と難しい。
効率性を考えるならば本を選ぶ時点でアウトプットを意識するべきです。つまり、目標を持って目的を合った本を選ぶということです。でなければムダな知識になってしまう可能性が高い。
脳科学的に見ても、ただ漫然と勉強する人より、目的があってそれを達成するために勉強している人のほうが上達速度が数倍早いそうです。
そういう意味では資格取得を目的にするのも悪くはない。何のために資格を取得するのかも考えるべきかもしれませんが、能力向上のための資格取得でも全然構わないと私は思います。
読書の目的は、基本アウトプットであるべきです。
目的なく読んでいたのでは脳の肥やし程度にしかならない。もっと実利のあるインプットにしなければ。実利のあるインプットにするためにはアウトプットする方法を事前に考えておかねば。
アウトプットのひとつの手段がウェブサイト。
そしてアウトプットの方法を教えてくれるのが「記憶できる読書術」
「暗記の秘訣」というテーマでまとめると、
- 勉強(暗記)はアウトプット、すなわち目的を持って始めること
- 資格取得は勉強(暗記)効率化の一手段。必要な資格なくても構わない
暗記力は使わないとサビる。暗記力は年齢に関係なく使えば使うほど強化できる。という点を考慮すると、記憶力強化を目的にした資格取得も無意味ではありません。
もちろん、「必要な資格を取得する」という目的のほうがよりモチベーションも上がりますから、さらなる暗記力アップが期待できるでしょう。
精神論をバカにすべきではありません。目的・目標・気持ちの持ち方は勉強の効率や技術の習得率を著しく向上させてくれます。
目的意識を持った努力の積み重ねは人生に飛躍させてくれるはずだから。
詳しくは、「 おすすめ英語教材 」にて。
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