おすすめ英語教材 ⑦
「 What do you select for your materials 」 No.7
英語の資格・検定・TOEIC
英語に関わる仕事で「資格」と呼べるのは通訳案内士だけです。通訳案内士とは、外国人旅行者の英語で観光案内することで報酬をもらうお仕事。
通訳案内士の資格なしでこの仕事をすると通訳案内士法に違反します。
ただ、この通訳案内士は純粋に英語力だけを求められる訳ではなく、日本の歴史、地理、文化・政治などの一般常識の試験も課されています。
国家資格で非常に難しいことで有名です。合格率はおおよそ20%前後。
それ以外は資格というよりも「英語力の証明書」。TOEICはスコアで英語力を証明し、英検は等級で英語力を証明します。「資格」ではなく「検定」に分類される訳です。
TOEICの高得点保持者、又は英検1級の合格者は、通訳案内士試験の英語のペーパーテストを免除されるので、そういう意味では資格と言えなくもないですけどね。
TOEICのスコアも英検の合格証も有効期限は2年。それ以上経過すると無効になります。つまり、目的もなくこれらの検定試験を受けても無意味ということです。
「英検(実用英語技能検定)」は学生の英語力測定用。
「TOEIC(トーイック)」は企業が社員の英語力を計るためによく使われます。
「TOFLE(トーフル)」は海外留学時の英語力証明としてよく利用されます。
検定にはそれぞれ目的があり、どんなシーンで必要になるかもおおよそ決まっています。上記3つ以外にも英語力検定は多数あるので、目標を定めてから受験を検討するべきでしょう。
単に自分の英語力を確認したいと言うのであれば、TOEICをお薦めします。スコアで能力証明されますから高得点保持者なら企業面接などで絶好のアピールポイントになりますから。
TOEICには2種類あります。
TOEIC(無印)は、Listening力とReading力を計るもの。
TOEIC SWは、Speaking力とWriting力を計るもの。
「読む・書く・聞く・話す」の総合力を証明するなら、どちらか片方受験するだけでは不十分。2種類のTOEICを受験するべきでしょう。
こういった検定試験で高得点をたたき出すためには、受験テクニックが役立ちます。
最も有効な方法は過去問題をくり返し解くこと。
実際、TOEICでは短時間で大量の設問に答えなければならず(平均すると1問あたり1分以下)、傾向と対策を立てて挑まなければ高得点は難しい。
漫然とした勉強ではダメ。ピンポイントで攻めないと。
正直、純粋なコミュニケーション能力を計るものとは言い難いんですけどね。
リスニング・スピーキング・ライティングも、試験でよく出題される課題の傾向を予測することで高得点を取ることは可能です。漠然と英語力向上を目指していたのでは高得点は難しいですよね。
逆に言えば、試験傾向を読み正しい対策を立てれば、自分の英語力以上のスコアを出すことも可能です。実際、TOEIC高得点でも英語が話せない人は多いらしいですから。
少なくとも過去問の研究は必須です。
試験を受けるからには、「自分の英語力を試す」よりも高得点をたたき出すことに集中すべきです。問題集で自分の弱点を発見してそれを補充する形で勉強するのがベストでしょう。
TOEIC対策に最適のおすすめ教材
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本番と同じクオリティの問題2回分(400問)。現在 vol.1~vol.6まで発売中。中古でもあんまり値下がりしていないのがちょっと残念。試験対策はこれだけで十分かと。
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公式ガイドということで信頼感がありますね。「過去問を解く」よりも問題の傾向を読むために役立ててください。練習用のテストが2回分。学習アドバイス付き。
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