おすすめ英語教材 ③
「 What do you select for your materials 」 No.3
英単語帳の選び方
基本、英単語は英文を読みながら覚えるべきだと思います。
英文中で単語が「どう使われているのか」を実感しつつ、他の文章でも同じ単語が使われているのを発見することで、その言葉の「本当の使い方」が実感できると考えるからです。
「英単語=日本語」の変換はあくまでも初期段階に過ぎないのです。
実際、長期記憶としていつまでも頭の中に残る英単語とは、単語帳で覚えたものではなく、何度もくり返し呼んだ英語の教科書にあったフレーズであることが多い。
英単語帳で覚えた英単語は、活きた英語にはなり得ません。
英単語帳としてではなく、英語の語源を学ぶ教科書としておススメしたいのが、
「語源とイラストで一気に覚える英単語 著者:清水健二」 (明日香出版社)
【 楽天市場で探す 】
初級・上級・ネイティブ級の3種類がありますが、残念ながら現在はもう出版終了みたい。中古でも入手可能です。元値より割高になる可能性もありますけど。
英語は「接頭句+語根+接尾句」によって成り立っています。接頭句と接尾句は他でもよく使われる汎用パーツであるのに対し、語根は単語本来の意味を表していると言えます。
例えば「counterclockwise」という英単語。
接頭句 counter 「反対の」
語根 clock 「時計」
接尾句 wise 「~のように」(副詞を作る接尾句)
以上のパーツから「反時計回りに」という意味の副詞であることがわかります。
単語の構造を認識しながら英単語を覚えられるというのがこの単語帳の最も優れている点。接頭句、語根、接尾句の構造を理解していれば初見の英単語でも意味を推測することができます。
接頭句、語根、接尾句に区別して覚えることで英単語を覚える苦労は半分以下に軽減できるでしょう。英単語は無秩序なアルファベットの羅列ではありませんからね。
語源を覚えるということは「英単語=日本語」の一歩先、その単語の本質をとらえることでもあります。逆に言えば、本質を理解しないと語源を応用させることは難しい。
是非とも手に入れてもらいたい一冊です。
著者は別人ですが、同じ明日香出版社から、
「語源とイラストでみるみる覚える英単語 著者:晴山 陽一」 (明日香出版社)
が出版されています。
私は購入していませんが、アマゾンのレビューでは高評価。
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