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現在分詞と過去分詞

英作文トレーニング 文法編 level 3-7

 「 分詞とは何か?

 

現在分詞は動詞のing形で「~している」という進行形の意味を持つ形容詞。過去分詞は「~された」という受動態の意味を持つ形容詞。

 

名詞を修飾します。1語なら名詞を前から修飾、2語以上なら名詞を後ろから修飾。補語として機能します。つまり、形容詞のまったく同じ機能を持っています。

 

(A) That woman working all night woke in the office.
(B) That building broken by earthquake had been my place of work.

 

(A)は現在分詞。「徹夜で働いていたその女性は職場で目を覚ました」という意味。working 以下の分詞節が that woman を修飾しています。

 

(A)を分解するとこんな感じ。
That woman woke in the office.
That woman was working all night.

 

関係代名詞に変換可能です。
(C) That woman who was working all night woke in the office.

 

(B)は過去分詞。「地震で壊れたその建物は私の職場だった」という意味。broken 以下の分詞節が that building を修飾しています。「職場だった」のは「壊れる」前のことなので後半は大過去。

 

(B)を分解するとこんな感じ。
That building was my place of work.
That building was broken by earthquake.

 

関係代名詞に変換可能です。
(D) That building which was broken by earthquake had been my place of work.

 

関係代名詞と比較するとよく解かると思いますが、分詞には分割された文章をまとめて、さらにセンテンスを簡潔にまとめる効果があります。

 

(A) 徹夜で働いていたその女性は職場で目を覚ました。(現在分詞)

A :

 

(B) 地震で壊れたその建物は私の職場だった。(過去分詞)

A :

 

(C) 徹夜で働いていたその女性は職場で目を覚ました。(関係代名詞)

A :

 

(D) 地震で壊れたその建物は私の職場だった。(関係代名詞)

A :

 

 「 分詞の応用

 

S+V+分詞(第2文型)
(E) The baby keeps crying.
(F) The door remains opened.

 

SVO+分詞(第5文型)
(G) Mother kept the baby crying.
(H) I found the door opened.

 

(E) 赤ちゃんは泣き続けた。

A :

 

(F) 扉は開いたままだ。

A :

 

(G) 母親は赤ちゃんを泣かせたままだった。

A :

 

(H) 私は扉が開いたままであることに気がついた。

A :

 

have+O+分詞/get+O+分詞

 

(I) He had his car driving along the coast.
(J) He had his car repaired in the factory.

 

have+O+現在分詞で「Oを~している状態にする」という意味。have+O+過去分詞で「Oを~してもらう」という意味。haveとget 、どちらを使っても同じ意味。

 

see+O+分詞

 

(K) I saw a thief escaping from a police.
(L) I saw a thief captured by a police.

 

see+O+現在分詞で「Oを~しているのを見る」という意味。see+O+過去分詞で「Oが~されるのを見る」という意味になります。

 

(I) 彼は海岸沿いに車を走らせた。

A :

 

(J) 彼は工場で車を修理してもらった。

A :

 

(K) 泥棒が警察から逃げているのを見た。

A :

 

(L) 泥棒が警察につかまっているところを見た。

A :

 

 「 分詞構文

 

副詞として働く分詞を分詞構文と呼びます。

 

(M) He was driving along the coast listening to a radio.

 

付帯状況と呼ばれる分詞構文です。「海岸沿いをドライブしながらラジオを聞いていた」という意味。主節の動詞と同時に分詞構文で「その時やっていること」を表します。

 

 

付帯状況 (with+名詞+分詞/形容詞/副詞)
with+名詞で分詞構文に意味上の主語を加えることができます。

 

彼女は髪をなびかせながら通りを散策した。
(N) She took a walk on the street with her hair flying through the air.

 

彼女は手をポケットに入れたまま通りを散策した。
(O) She took a walk on the street with her hands put in pockets.

 

彼は冷えた手で彼女の頬に触れた。
(P) He touched on her cheek with his hand cold.(cold:形容詞)

 

彼女はテレビをつけたまま音楽を聞いた。
(Q) She listened to the music with the TV on.(on:副詞)

 

 

連続する動作
彼女はバッグからタオルを取り出し彼の顔をぬぐった。
(R) Taking out a towel from her bag, she wiped his face.

 

原因・理由
平易な英語だったので、この本は読みやすかった。
(S) Written in plain English, this book is easy to read.

 

(M) 彼は海岸沿いをドライブしながらラジオを聞いていた。

A :

 

(N) 彼女は髪をなびかせながら通りを散策した。

A :

 

(O) 彼女は手をポケットに入れたまま通りを散策した。

A :

 

(P) 彼は冷えた手で彼女の頬に触れた。

A :

 

(Q) 彼女はテレビをつけたまま音楽を聞いた。

A :

 

(R) 彼女はバッグからタオルを取り出し、彼の顔をぬぐった。

A :

 

(S) 平易な英語だったので、この本は読みやすかった。

A :

 「 まとめ

  1. 現在分詞は能動 or 進行形の意味、過去分詞は受動 or 完了形の意味を持つ。
  2. 分詞(形容詞)は単語1つなら名詞の前、2つ以上なら名詞の後ろに置くのがルール。
  3. 分詞=形容詞、分詞構文=副詞

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