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第1文型をマスターする

英作文トレーニング 文法編 level 1-3

 「 第1文型:S(主語)+V(自動詞)

 

(A) He laughed.
(B) He didn’t move.
(C) He has gone.

 

第1文型は主語と動詞だけあれば文法的にはOK。使える動詞は自動詞のみ。自動詞は動詞のうしろに目的語を置くことができません。

 

でも、S+Vだけの文章なんてほとんどありません。通常、第1文型はS+V+副詞という形を取ります。

 

(A) He laughed at me.(S+V+前置詞+目的語)
(B) He didn’t move there. (S+V+副詞)
(C) He has gone abroad. (S+V+副詞)

 

第1文型に続く副詞は、前置詞+名詞で副詞句になるパターンが多いです。

 

前置詞の後にくる名詞のことを「前置詞の目的語」と呼びます。つまり、He laughed at me. は前置詞を介して目的語を置いている訳です。

 

S+V+前置詞+目的語という形になります。でもS+V+副詞句だから分類上は第1文型。

 

(A) 彼は私を笑った。

A :

 

(B) 彼はそこを動かなかった。

A :

 

(C) 彼は海外に行ってしまった。

A :

 

 「 第1文型と前置詞

 

前置詞を置かず、He laughed me. とするのは間違いです。

 

辞書を引くと、laugh は他動詞として使うことが可能です。ただ、自動詞laugh と他動詞laugh は同じ単語でも意味がちょっと違います。

 

自動詞の laugh は「声を立てて笑う」という意味。

 

他動詞の laughは目的語を伴って「~の笑い方をする」という意味。

 

動詞の直後にどんな品詞が来るかで動詞の意味は変わります。前置詞か副詞が来れば自動詞。名詞・名詞句・名詞節が来れば他動詞。自動詞と他動詞では動詞の機能が違うし、意味も違います。

 

英作文する際は特に、自動詞と他動詞を意識的に区別してくださいね。

 

文法に従って正しく英作文しなければ、我々が意図した通りの英作文を作れないでしょう。文法は面倒くさいルールですが、自分の意図を正確に伝えるためのツールでもあります。

 

 

 「 群動詞

 

laugh at はいわゆる群動詞です。群動詞とは、laugh at という成句をひとつの動詞(他動詞)として扱うものです。laugh+前置詞+目的語ではなく、laugh at+目的語と考える訳ですね。

 

laugh at は受動態にすることが可能です。受動態は目的語を主語に置き換えるため、目的語を持たない動詞は受動態にはできませんが、以上の理由から第1文型でも受動態にすることができる訳です。

 

ただ、自動詞+前置詞であれば何でもかんでも群動詞扱いになる訳ではないのでご注意ください。自動詞でも受動態可能かどうかは、辞書で確認してくださいね。

 

群動詞の例

  • Look at ~を見る
  • Look for ~を探す
  • Look after ~を世話する
  • etc

 

上記例のようにセットになる前置詞によって意味が変わるケースもあります。自動詞は前置詞とセットで覚えるのが効率いい覚え方かもしれませんね。

 

 

英作文トレーニング第1文型

 

(01) 彼女は私に微笑んだ。

A :

 

(02) 彼女の妹はロンドンに住んでいる。

A :

 

(03) あの店は12時にオープンする。

A :

 

(04) 私は君に賛成します。

A :

 

(05) その少年はイタズラしたことを私に謝った。

A :

 

(06) 彼はいつも給料のことで不平ばかり言っている。

A :

 

(07) たまには旅行に行きたいな。

A :

 

(08) 来月、京都に引っ越します。

A :

 

(09) 私は毎日犬の世話をしています。

A :

 

(10) くよくよするなよ。(心配するなよ)

A :

 

※解答例
(01) She smiled at me.
(02) Her sister lives in London.
(03) That store opens at twelve o’clock.
(04) I agree with you.
(05) The boy apologized to me for his prank.
(06) He is always complaining about his salary.
(07) I want to go to a trip sometimes.
(08) We will move to Kyoto next month.
(09) I look after my dog every day.
(10) Don’t worry.

 「 まとめ

  1. 第1文型は S(主語)+V(自動詞)+副詞
  2. 自動詞の後ろに目的語を起きたければ 前置詞+目的語
  3. 群動詞はひとつの動詞(他動詞)として扱うこと (受動態可)

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