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不定詞をマスターする ①

英作文トレーニング 文法編 level 3-5

 「 不定詞とは何か?

 

  • To+動詞の原形=名詞句
  • To+動詞の原形=形容詞句
  • To+動詞の原形=副詞詞句

 

不定詞には色々な使い方があります。名詞句として主語や目的語になることができます。形容詞句として補語になる、もしくは名詞を修飾できます。副詞句になることもできます。

 

不定詞はセンテンス中で動詞以外の全てのパーツとして使うことができる訳です。英作文で困った時はとりあえず不定詞を使ってみましょう。

 

不定詞は動詞から作られるため、「~すること」という動詞的意味を含みます。文法の機能としては動詞でなくても意味上は動詞です。ですから不定詞の意味上の主語に相当するものが必要です。

 

センテンスの主語がそのまま不定詞の主語になっていることが多いですが、そうでなければ不定詞の意味上の主語を付け加えます。不特定多数が主語になる場合、意味上の主語は不要です。

 

英作文する際、不定詞の意味上の主語が何なのかを意識すると、解かりやすい英訳を作ることができます。不定詞は頻繁に使いますから。

 

不定詞は「これから先のこと」「実行する可能性の高いこと」を表すときに使います。つまり、その時点で「実行する意志はあるけど、まだ実行していないこと」です。

 

「実行済みのこと」「習慣的にやっていること」を表す場合、動名詞を用います。名詞として使っていても不定詞と動名詞では意味が違うので、意識的に不定詞と動名詞を使い分けてくださいね。

 

 

不定詞の名詞的用法
不定詞は名詞的用法では主語、目的語、補語として機能します。

 

(A) To earn money is not easy.(主語)
(B) My dream is to become a millionaire.(補語)
(C) I need to earn a lot of money. (目的語)

 

 

不定詞の形容詞的用法
名詞+to不定詞。不定詞が名詞を修飾します。形容詞は1語で修飾するときは名詞の前から、2語以上で修飾するときは名詞の後ろから。つまり、不定詞は必ず名詞の後ろから修飾します。

 

(D) I have a lot of work to do.
(E) Do you have anything to write with?
(F) She has a goal to become a translator.

 

 

不定詞の副詞的用法
名詞的用法、形容詞的用法でなければ副詞的用法に分類されます。

 

(G) I am studying hard to learn English. (目的)
(H) We came home to find that I had lost the house key. (結果)
(I) She was surprised to hear the news. (原因)
(J) He is a capable mechanic to repair my broken car. (根拠)

 

(A) お金を稼ぐことは簡単じゃありません。

A :

 

(B) 私の夢はミリオネアになることです。

A :

 

(C) 私はお金をたくさん稼がなければいけません。

A :

 

(D) やるべき仕事がたくさんあります。

A :

 

(E) 何か書くものを持っていませんか?

A :

 

(F) 彼女には翻訳者になるという目的があります。

A :

 

(G) 英語を習得するため、一生懸命勉強しています。

A :

 

(H) 家に帰ると、鍵を失くしていることに気がついた。

A :

 

(I) そのニュースに彼は驚いた。

A :

 

(J) 彼は私の車を修理してくれる優秀なメカニックだ。

A :

 

 「 SVO+to不定詞

 

目的語(O)を不定詞が修飾します。O+to 不定詞で「Oが~することを」という意味。

 

(K) I want you to study hard.
(L) Her father allowed her to study abroad.
(M) He told his daughter to get back home every month.

 

(K) 君には一生懸命勉強してほしい。

A :

 

(L) 父は彼女が留学することを許した。

A :

 

(M) 彼は娘に毎月帰ってくるように言った。

A :

 

 「 SVO+動詞の原形

 

SVOの後に動詞の原形を置くことがあります。原形不定詞なんて呼ばれます。

 

使役動詞+O+動詞の原形
使役動詞は3種類あり、その強制力には大きな差があります。make は強制、have は依頼、letは許可。上手く使い分けてくださいね。「Oに~させる、~してもらう、~させてあげる」という意味。

 

(N) She made her husband wait for a long time.
(O) He had his wife make a cup of coffee.
(P) She let her boyfriend stay her room.

 

知覚動詞+O+動詞の原形
see(見える)、hear(聞こえる)、feel(感じる)といった動詞を知覚動詞と呼びます。look at(~を見る)、listen to(~を聞く)など動作動詞でもOK。「Oが~するのを見る、聞く、感じる」という意味。

 

(Q) I saw my friend slip on the ice.
(R) I usually listen to the radio broadcast a news.
(S) I feel my heart pound.

 

SVO+分詞という使い方もあります。O+現在分詞は「Oは~している」という進行形の意味、O+過去分詞は「Oは~される」という受動の意味になります。分詞の項目で解説します。

 

(N) 彼女は夫を長い時間待たせた。

A :

 

(O) 彼は妻にコーヒーを入れてもらった。

A :

 

(P) 彼女はボーイフレンドを部屋に泊めてあげた。

A :

 

(Q) 友達が氷の上で滑るのを見た。

A :

 

(R) 普段はラジオでニュース放送を聞きます。

A :

 

(S) 胸の高鳴りを感じる。

A :

 「 まとめ

  1. 不定詞は「これからやること」を表す。動名詞は「習慣的にやっていること」を表す。
  2. 不定詞には名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法がある。
  3. SVO+to不定詞、SVO+動詞の原形など、不定詞の使い方に慣れておくこと。

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