初級者向け英作文トレーニング、英単語力アップ、記憶力アップの方法 etc

記憶力とは何か? A

記憶力アップの方法

 

 「 What need to memorize 」 No.2

 

 

記憶の種類

 

「記憶」には種類があります。大きく分ければ、数分以内に消えてしまう短期記憶、時間が経過しても消えない長期記憶の2種類です。

 

長期記憶はさらに細かく分類されて、

  • エピソード記憶 「経験またはストーリとセットで覚えている記憶」
  • 意味記憶 「エピソードを伴わない長期記憶。英単語とか数式とか」
  • 手続き記憶 「どうやってやるか」という手順の記憶」
  • プライミング記憶 「無意識に呼び出される記憶」

 

以上の4種類があります。
※「記憶力を強くする」 著者:池谷裕二氏 より

 

 

短期記憶と長期記憶

 

英単語を10個暗記したとしましょう。覚えた直後なら10個全て暗唱できるけど、1時間後に思い出そうとしてもほとんど思い出せない。というのが普通です。

 

人間の脳は大切な記憶は長期記憶として保存しようとする一方、長期保存する必要性の低い記憶はさっさと忘れてしまうように出来ています。それが短期記憶です。

 

例えば買物して支払いをするとき、レジの金額を記憶してから財布から必要額を取りだして支払いしますよね。でも、レジから離れたときには何円支払ったかなんて忘れているでしょ?

 

これが短期記憶。

 

必要のなくなった記憶はさっさと忘れてしまいます。

 

残念ながら、何を長期記憶として残して何を短期記憶としてさっさと忘れるべきか、本人の意思で選ぶことは出来ません。しかし、短期記憶を長期記憶に変える方法ならあります。

 

1時間後、忘れてしまった英単語を再び覚えなおせばいい。次の日、また忘れてしまった英単語を覚え直しましょう。これを毎日・毎週・毎月続けていれば全ての英単語を忘れなくなります。

 

短期記憶を長期記憶に変換するためには、最低5回、「忘れると思い出す」をくり返す必要があると言われています。

 

1度で長期記憶として定着する英単語もあれば、5回以上やっても長期記憶にならない英単語もありますけどね。まあ、根気と努力が必要ってこと。

 

しかし、長期記憶になったら絶対に忘れないという訳でもありません。必要性の低い単語、使う機会の少ない英単語はどんどん忘れてしまいます。長期記憶化しても。

 

つまり、何でもかんでも覚えればいいという訳ではないのです。

 

覚えるべき物事は取捨選択してください。

 

 

エピソード記憶と意味記憶

 

Aさんは言いました。「妻とは大学の入学式で出会って、2年生の夏休みに告白してつき合い始めて、大学卒業と同時に結婚したんだ」

 

これはエピソード記憶。経験から呼び覚ました記憶。

 

Bさんは言いました。「A君は大学で奥さんと出会って、2年目の夏休みにつき合い始めて、大学卒業と同時に結婚したらしいよ」

 

これは意味記憶。知識として蓄えられている記憶。

 

エピソード記憶は本人の意思によって何時でも思い出せる記憶であるのに対して、意味記憶はきっかけがなければ思い出すことがありません。

 

「Aさんはいつ結婚したの?」って感じで。

 

そう考えると、英作文する際に意味記憶から英単語を呼び出すのは難しいことかもしれませんね。エピソード記憶であれば記憶の呼び出しはずっと簡単。

 

であるならば、自然に英作文できるようになるためには日頃から経験したことを英語に変換して、エピソード記憶にしておけば短時間でレベルアップできるかもしれません。

 

暗記する過程・英語に変換する過程自体をエピソード記憶にすることも不可能ではありません。記憶する過程自体を経験として呼び覚ませるように工夫する訳です。

 

 

手続き記憶

 

日本語で文字を書いたり、よく知っている英単語をスペリングする時とか、わざわざ意識して思い出さなくても自然と手が動きますよね。「身体が覚えている」って感じで。

 

これが手続き記憶です。当然、身体が覚えている訳ではなく頭が覚えているんですけどね。一連の動作・手順として頭の中に記憶されているんです。

 

エピソード記憶や意味記憶が「what is」なら、手続き記憶は「How to」です。

 

 

プライミング記憶

 

次の文を読んでみて下さい。

 

『エピソード記憶と意味記憶は「what is」、つまり「それって何」という意味であるのに対して、手続き記憶とは「how to」、つまり「どうやって」という意味。このように関連する言葉を種類ごとに分類することにより憶記力は強化されます』

 

ここで「記憶」という単語が4回登場しましたが、最後の「記憶」は、意図的に「憶記」と間違った記述をしています。

 

最後の「記憶」が「憶記」になっていることに気付いた人はほとんどいないんじゃないでしょうか?「記憶」という文字の連続が、「憶記」という字を「記憶」と認識させる。

 

それがプライミング記憶です。

 

プライミング記憶は勘違いをひき起こす原因ですが、その機能は害ばかりではありません。「記憶」の文字をいちいち最後まで確認しなくても形を見ただけで意味を認識している訳ですから。

 

日本語を読むときも文字をいちいち最後まで読まずに形から意味を認識すると、ちょっとした速読が出来るようになりますよ。

 

プライミング記憶は、上手く利用すれば非常に役立ちます。

 

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