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英作文の方法 【 代名詞 】

英作文トレーニング 文法編 level 4-2

 「 代名詞の使い方

 

I(主格)、My(所有格)、Me(目的格)など名詞の肩代わりをするもの全般を「代名詞」と呼びます。主格は主語、目的格は目的語、所有格は「~のもの」という意味で名詞とセットで使います。

 

what, who, whichなどの疑問詞も一種の代名詞。関係代名詞もその名の通り代名詞。主語や目的語、副詞の替わりになりますよね。

 

This(これ)、that(あれ)、these(これら)、those(あれら)などは指示代名詞と呼ばれます。前述の名詞句や名詞節を「This(これ)」の一言で代用することが出来ます。

 

one, some, any, などは不定代名詞と呼ばれます。不特定の人や物の代理として使います。

 

What is it?
This is a wearable computer.
This is one of the most high end models.

 

冒頭のwhat は疑問代名詞。be動詞の補語の代用をしています。Itは目の前にある「それ」を指しています。It は単数形、複数の人や物を代名詞で代用する場合はthey, their, themを使います。

 

次のセンテンスのThisは「これ」という意味の指示代名詞。この「This」は「wearable computer」のこと。複数ならthese、「これ」ではなく「あれ」ならばthat、thatの複数形はthose。

 

指示代名詞を使うことで同じ名詞の繰り返しを避けることができます。

 

「one of the most high end models」のoneは不定代名詞。「色々あるハイエンドモデルの中のひとつ」という意味で「不特定の何か」という意味で使っています。

 

one は数えられない名詞には使えません。

 

Whose wearable computer is it?
This is Bob’s
Bob is my brother’s friend.

 

Whose wearable computerのwhoseは所有格の疑問詞。名詞とセットで「誰の~?」という意味になるので、「誰のウェアラブルコンピュータ?」と聞いている訳です。

 

Bob’s も所有格で Bob’s wearable computer となるところ、同じ単語の繰り返しを避けるため後半を省略して単にBob’s としています。

 

「名詞’s」という形で名詞を所有格にすることができます。複数形など語尾にs が付く場合、アポストロフィ「’」はs の前に出て「名詞s’」という形になります。

 

James を所有格にする場合、James’s ではなくJames’ となります。

 

基本的は誰かの所有物であることを示す方法としては「所有格+物」、もしくは所有代名詞(mine, his, hersなど)を使います。

 

所有格は必ずしも人であるとは限らず、tomorrow’s weather, Japan’s economy なんて使い方もできます。ただ、人以外の場合、Weather of tomorrow, economy of Japan という表現のほうが一般的。

 

 「 代名詞の使い方 応用編

 

(A) It is very fine today.
(B) We get the right to vote from twenty in Japan.
(C) They say that Japan’s economy will continue to rise.
(D) It is said that Japan’s economy will continue to rise.
(E) I found it easy to solve the problem.

 

(A)のIt は特に何を指すでもなく、天気、時間、漠然とした状況などを聞くときに使います。(B)のWeも特定の誰かを指している訳ではなく、漠然とした誰か、日本人全般を指しています。

 

(C)のThey も同じく漠然とした誰かのこと。(D)は(C)を受動態にしたもので、あいまいな存在であるthey の使用を避けることができます。

 

(D)のIt は形式主語。本来主語になるべきthat 以下の代わりにit を置くことで、頭でっかちで分かりにくいセンテンスになることを避けています。

 

(E)のit は形式目的語。本来目的語になるべきto 以下の代わりにitを置くことで、文章が解かりやすい構造になっています(第5文型:S+V+O+C)。

 

(A) 今日はとても天気がいい。

A :

 

(B) 日本では二十歳から選挙権が与えられます。

A :

 

(C) 日本経済は上昇し続けるらしい。

A :

 

(D) 日本経済は上昇し続けると言われている。

A :

 

(E) この問題は簡単に解けると思う。

A :

 

Those で人々を表す方法

 

(F) People who want to make money have to work.
(G) Those who want to make money have to work.

 

(F)「お金が欲し人は一生懸命働きなさい」という意味。これを(G)のように代名詞を用いて「those who ~」「~である人々」と言い換えることができます。

 

Those は物を表す代名詞ですが、修飾語が付くことで「一般的な人々」を表すことができます。Those concerned は「関係者」、those present は「そこにいる人々」という意味。

 

(F) お金が欲し人は一生懸命働きなさい。(peopleで)

A :

 

(G) お金が欲し人は一生懸命働きなさい。(thoseで)

A :

 「 まとめ

  1. 代名詞は既出の名詞の代替として使うことができる。
  2. 代名詞を使えば文章を簡略化できる。同じ名詞の繰り返しを避けることができる。
  3. 代名詞が何を指しているのか分らない読みにくい文章にはしないで欲しい。

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【文法編 INDEX】


 
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