初級者向け英作文トレーニング、英単語力アップ、記憶力アップの方法 etc

英作文の方法 【 副詞 】

英作文トレーニング 文法編 level 4-4

 「 副詞句の作り方

 

文法には第1文型(S+V)、第2文型(S+V+C)、第3文型(S+V+O)といった形で骨格があり、名詞と動詞と形容詞から成り立っています。副詞がなくても文法的にはセンテンスは成立する訳です。

 

しかし、副詞がなければ文章としての意味を成さないケースもあります。副詞は文の骨格にはなりませんが、文章を肉付けするには必要な要素です。

 

不定詞、分詞構文、前置詞+動名詞など副詞句を形成するパターンも多々あります。それぞれ使い方を確認していきましょう。

 

(A) He has gone not to eat breakfast.(不定詞:副詞的用法)
(B) He has gone without eating breakfast.(前置詞+動名詞で副詞化)
(C) He was driving along the coast listening to a radio.(付帯状況を表す分詞)

 

 

不定詞
不定詞は「to+動詞の原形」で副詞として機能します。不定詞は副詞句として機能するケースが最も多いと思います。文章の骨格となるS,V,O,Cでは説明不足の場合、副詞句として不定詞を加えます。

 

 

前置詞+動名詞
動名詞は直前に前置詞を置くことで副詞句として機能します。不定詞の前に前置詞を置くことはできません。動名詞と不定詞の違いのひとつです。

 

 

分詞構文
分詞構文とは、副詞として機能する現在分詞・過去分詞のこと。付帯状況を表す分詞構文の場合、頭に前置詞with を付けることで副詞句の意味上の主語を表すことができます。

 

付帯状況の分詞構文 with+名詞+分詞
(D) She took a walk on the street with her hair flying through the air.
(E) She took a walk on the street with her hands put in pockets.

 

(A)(B)はS+V+副詞句。(C)はS+V+副詞句+分詞構文。(D)(E) はS+V+O+with+意味上の主語+分詞構文。

 

不定詞、動名詞、名詞構文ともに意味上の主語が必要な場合は「句」の頭に置きます。

 

(A)(B) 彼は朝食も食べずに行ってしまった。(不定詞と動名詞で)

A :
A :

 

(C) 彼はラジオを聴きながら海岸沿いをドライブした。

A :

 

(D) 彼女は髪をなびかせながら通りを散策した。

A :

 

(E) 彼女は手をポケットに入れたまま通りを散策した。

A :

 

 「 副詞の使い方

 

場所 here, there, in the house, at the station
時  now, then, yesterday, on Saturday, in April
状態 fast, well, carefully
頻度 always, usually, sometimes, often, rarely
程度 almost, nearly, hardly

 

I have a walking.(S+V+O)
(F) I usually have a walking in the park at seven.(S+V+O+副詞×3)

 

He works. (S+V)
(G) He always works diligently without complaining.(S+V+O+副詞×2+副詞句)

 

上記例のように副詞はセンテンス内で何個でも使えます。実際、S+Vだけでは簡潔すぎる文章でも副詞を添えることで、相手の言いたい事や気持ちが分りやすく伝わりますよね。

 

 

文全体を修飾する

 

(H) Fortunately, I have won the lot.
(I) I have fortunately won the lot.

 

上記例(H)のように全体を修飾する副詞の場合、コンマ「,」付きで文頭に置きます。文末に置くこともできます。(2)のようにbe動詞や助動詞の後ろ、一般動詞の前に置くこともできます。

 

(F) 普段、私は7時に公園でウォーキングをします。

A :

 

(G) 彼はいつも不平ひとつ言わずに懸命に働いています。

A :

 

(H)(I) 幸運にも宝くじが当たった。

A :

 

(E) 彼女は手をポケットに入れたまま通りを散策した。

A :

 「 まとめ

  1. 文中の名詞・動詞・目的語・補語以外の要素は全て副詞になる。
  2. 多様な副詞句の作り方、副詞節の作り方を把握しておくこと。
  3. 文章の骨格となる5文型と副詞の扱い方を理解できれば英作文は上達する。

↑TOPに戻る

 

【文法編 INDEX】


 
英語習得に必要なこと リスニングをマスター 記憶力を鍛える方法 英語独学マニュアル おすすめ教材リスト