初級者向け英作文トレーニング、英単語力アップ、記憶力アップの方法 etc

第3文型をマスターする

英作文トレーニング 文法編 level 1-5

 「 第3文型:S(主語)+V(他動詞)+O(目的語)

 

(A) I have a ticket.
(B) He makes music.
(C) She got a chance.

 

おそらく、最も多く英作文するのがこの第3文型。第3文型で使えるのは他動詞のみ。他動詞は動詞の直後に名詞(目的語)を置くことができます。

 

自動詞でも、S+V+前置詞+目的語という形で目的語を置くことが可能。

 

他動詞の場合、動詞と目的語の間に前置詞を置いてはいけません。to不定詞を置く場合、前置詞のto も含めて名詞扱いになりますから、「他動詞+to+不定詞」という形でもOK。

 

 

他動詞の間違った使用例
 (×) She married with him.
 (×) We discussed about the problem.
 (×) I approached to the hotel.

 

他動詞+to不定詞
 (○) I want to go to concert.
 (○) We need to learn English.
 (○) She managed to get a chance.

 

(A) チケットを持っています。

A :

 

(B) 彼は作曲します。

A :

 

(C) 彼女はチャンスをつかんだ。

A :

 

 「 多様な機能を持つ動詞

  • She got to work.(S+V:第1文型 彼女は職場に到着した)
  • She got tired.(S+V+C:第2文型 彼女は疲れていた)
  • She got lunch.(S+V+O:第3文型 彼女は昼食を買った)
  • She got me a lunch. (S+V+O+O:第4文型 彼女は私に昼食を買ってきてくれた)
  • She got dinner ready. (S+V+O+C:第5文型 彼女は夕食の用意をした)

 

第1文型は自動詞、自分自身の動作を表しますから主語に重点が置かれます。第2文型も自動詞、補語は主語を補足説明するものですから主語=補語という公式が成り立ちます。

 

第3文型は他動詞、主語は目的語に働きかけますから目的語に重点が置かれます。第4文型、第5文型も同じく動詞は目的語。

 

上記例のように、同じ動詞でも文型が違えば動詞の持つ意味も変わります。英作文するには自動詞・他動詞の違いはもちろん、文型も正しく使い分けなければいけません。

 

「動詞の使い方を覚える、文型の使い方を覚える」という事は文法を覚えるという事。

 

文法を覚えるという事は英作文の方法を覚えるという事です。

 

 

 「 日本人の英語と外国人の日本語

 

そもそも言葉なんて曖昧なものです。仮に相手の言葉が聞き取れなくても、意味不明だったとしても、置かれている立場や状況からその意図を推測して判断します。

 

時々、明らかに日本人以外が書いている日本語のウェブサイトを見かけることがあります。「いくら文章が下手でも日本人ならこんな書き方しない」という感じのサイト。

 

所々不自然だけど、全く意味不明な訳でもない。

 

読み手が機械なら別ですが、判断力ある人間であれば、多少の間違いや不自然な所があったとしても書き手の意図を想像力で補足できるはずです。

 

例えば、日本に訪れた外国人旅行者がカタコトの日本語で話しかけてきても、「日本がおかしい!」なんて目くじら立てる人はいないですよね。断片的な単語と相手の立場から何を言わんとしているのか想像しますよね。

 

だったら、仮に文法が多少間違っていたとしても、相手が普通の人間なら、こちらの意図をある程度は察してくれるはず。日本語でも、英語でも。

 

そう考えると、文法より自分の意図が伝わるかどうかを重視すべきなのかもしれません。

 

ただ、ビジネスシーンではカタコト英語は論外。自分の意図を正確に伝えなければいけませんから、日本人も外国人も関係なく正確な会話、正しい文法的で会話ができなければ話になりません。

 

上を目指すほど文法が大切ってこと。

 

 

英作文トレーニング第3文型+第1~5文型

 

(01) 彼女は同僚のひとりと結婚した。

A :

 

(02) 我々はその計画を話し合った。

A :

 

(03) 私はその現場に近づいた。

A :

 

(04) 大文字で名前を書いてください。

A :

 

(05) この図をノートに描いてください。

A :

 

(06) 彼女はいつも制服を着ている。

A :

 

(07) 私には夢がある。

A :

 

(08) 彼は職場に到着した。(S+V)

A :

 

(09) 彼は疲れていた。(S+V+C)

A :

 

(10) 彼は昼食を買った。(S+V+O)

A :

 

(11) 彼は私に昼食を買ってきてくれた。(S+V+O+O)

A :

 

(12) 彼は仕事の用意をした。(S+V+O+C)

A :

 

※解答例
(01) She married a her colleague.
(02) We discussed the plan.
(03) I approached the spot.
(04) Write your name in capital letter.
(05) Draw this diagram in your notebook.
(06) She always wears uniform.
(07) I have a dream.
(08) He got to work.
(09) He got tired.
(10) He got lunch.
(11) He got me a lunch.
(12) He got work ready.

 「 まとめ

  1. 第3文型には目的語が必要。動詞の直後に前置詞はNG。
  2. 多様な機能を持つ動詞は文型の違いを意識して英作文すること。
  3. 第1文型 「S>」 第2文型 「S=C」 第3文型 「S<O」

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